No.18 フランス留学体験プログラム

 私は、第2外国語としてフランス語を履修していました。私が所属していたクラスでは、春休みを利用して、フランス人の先生が希望者十数名(私の代は13名)を2週間ほどフランスへ連れて行ってくれるプログラムがありました。初めの1週間は、スイス国境近くの町で1~2人に分かれてホームステイをしました。他にも、現地の学校訪問やノルディックスキーなど様々な場所にみんなで出かけたり、日本食パーティーを開いたりしました。残りの1週間は、先生の故郷を訪れたり、パリ観光をしたりして過ごしました。ホームステイはしてみたいけれど、一人で留学は少しハードルが高い。そう思っていた私にとっては、ぴったりなプログラムでした。

私がホームステイしたのは老夫婦のお宅で、日本語も英語も通じない、フランス語を使うしかない状況でした。言葉の壁はすごく高かったですが、どうしても話がしたい、伝えたいという気持ちが、フランス語を勉強するモチベーションにつながりました。フランスに行く前に勉強した1年間よりも、フランスにいた数日間の方がフランス語の成長は圧倒的に早かったです。

2週間をフランスで過ごして、言葉の壁はありつつもなんとか意思疎通ができるということを経験して、海外へ行くことの私の中のハードルがぐっと下がりました。このことは、これからの私の人生の選択に、きっと大きな影響を与えるだろうと思います。

このエピソードは、20192月当時の情報です。

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