No.44 急性期実習

実習での学び

領域実習では、患者さんを、全人的に捉える重要性を学びました。周手術期にある男性を受け持った際、既往歴による頻脈性発作の症状の出現が手術の不安から起こっていることに気づきました。そこで、おしゃべりな性格であること、1人が苦手なことを踏まえ、より多くの時間をベッドサイドで一緒に過ごすことで、「いてくれるだけで嬉しかった」という言葉をかけていただき、発作の出現は受け持ち終了時には落ち着きました。症状は、具体的な疾病だけでなく、その人のさまざまな面が重なって起こるのであり、全人的に捉えることが主訴の寛解にもつながるのだと強く感じました。

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